先日、「モーションおやじ」の製品ユーザーにヒヤリングしました。Ardence社RTXランタイムライセンスを使った「MOS Bench」 (Windows環境で簡単にリアルタイムIO制御ができる
製品)の導入インタビュー。
大手半導体装置メーカS社 導入担当I氏インタビュー
モーションおやじ: すでに何台かの装置をMOS Benchで制御プログラム開発されておられますが
MOS Benchを導入した感想は、いかがでしょうか?
I氏: Visual C++に対して、できることは制限されますが、簡単に高速機械制御のプログラミングができると感じています。
モーションおやじ: ありがとうございます。コントローラというと装置の心臓部だと思います。その心臓部にMOS BenchとRT8モーションカードの組み合わせを最初に導入した強い理由、動機は何だったのでしょうか?
I氏: Windowsべースで今までにない高速な機械を作りたかったので、リアルタイム制御を導入することしか解決策がなかったということです。
モーションおやじ: 正直なところ、導入する前に、不安はありませんでしたか?
I氏: 当時は、受注寸前でしたので、もうやらざるを得なかったという状況でした。逆に、ピックアンドプレイスに適したモーションとか、PCIカード用のドライバとか、デバッグ用のツールが付いていて、自分がやる作業が少なくなりそうだと期待していました。
モーションおやじ: 今までのお使いのコントローラに対して、導入してみて大きなメリットは、実際どんなことでしたか?
I氏: タクト改善できたのはもちろんですが、Windowsのユーザーインターフェイスのプログラムと機械制御のプログラムが分かれて、ソフトとしてわかりやすくなったというメリットもあります。
モーションおやじ: これからの目標、課題は何でしょうか?
I氏: シミュレータが付いているので、装置が組みあがる前に机上デバッグをしたいですね。今回、大急ぎで立ち上げたので、ソフトがすっきりしていません。次の機種では、机上デバッグできるように整理したいです。
モーションおやじ: なるほど。最後に、MOS BenchとRT8カードの組み合わせのデメリット、改善してほしいところをお教えください。
I氏: 御社のMOS言語は、C言語完全互換でないので悩むことがよくあります。それから、開発環境を改善してほしいと思うところがあります。
モーションおやじ: わかりました。少しずつ改善していきますので、問題点を都度フィードバックお願いします。今日は、貴重なご意見をいただいて、たいへんありがとうございました。