これは、robot(ロボット)を19個、物理軸を35軸まで、使用している「MOTIWAREConfig.ini(モウティウェアコンフィグ.イニ)」ファイルの例。
robot index 19(19番目のロボット)では、物理軸の33軸目、34軸目、35軸目を使用している。
物理軸33軸目(すなわち、RT8モーションカードの5枚目の信号末尾番号1)がロボット19番の論理軸1軸目。
物理軸34軸目(すなわち、RT8モーションカードの5枚目の信号末尾番号2)がロボット19番の論理軸2軸目。
物理軸35軸目(すなわち、RT8モーションカードの5枚目の信号末尾番号3)がロボット19番の論理軸3軸目。
となっている。
このように設定すると、軸位置モニタ、軸手動操作ソフトであるMOTIWARE Manager(モウティウア マネジャー)画面は、左のようになる。
すなわち、Robot19をプルダウンメニューで選ぶと、axis1、axis2、axis3の列が青くなり、「Carte. pos(直交座標位置)」、「Pulse pso.(パルス位置)」の表示が有効になる。つまり、robot19では、論理軸1、論理軸2、論理軸3が有効になっていることがわかる。
また、画面下のほうには、「Servo Power(サーボオン)」ボタン、「Return home」(原点復帰)ボタンがある。
このようにrobot番号毎に、移動、現在位置、サーボオン、原点復帰、エラーが管理される。
Robot19をMOS言語で移動させる場合は、例えば、
pos[0] = 10;
RobPtpMove(19, pos, 1);
となる。
★おまけ:
モーションカードをまたがって、例えばカード1枚目の物理軸8軸目とカード2枚目の先頭である物理軸9軸目を組み合わせて、2軸構成のXYロボットを作ることも可能である。
これは、普通のパルス列発生LSIを使ったパルス発生カードではできない。ソフトウェアモーションコントローラだから可能になる