もといた会社からは受注はできる。しかし、面識のない会社からの最初の受注は忘れない。これは、強烈な感動もの。名もない馬の骨が売りを立てた瞬間!会社の看板価値が無い創業者しか味わえない。
最初は売るものがない。見せるサンプルもない。何を作ったらよいかもわからない。
「そんなんでよく起業したねぇ!」と突っ込まれそうだ。
近隣の会社に対して、飛び込みの電話をする。代表番号に「制御の開発の会社です。制御の担当の方お願い致します。」担当が電話口に出ると「サーボドライバ開発にご興味ありませんか?」とか、、、
そうしたら、会っても良いという人がいた。
面会したら「DOSのドライバ開発してくれる?」とすれ違い。「ドライバ」違い!
期待していっただけに、帰りの足が重い。しかし、世の中には、女神がいる(男だったけれど)。その人が丁寧にも”グループ会社”のサーボドライバ関連部署に「サーボドライバ開発してくれる人が売り込みに来たよ!」とメイルを出してくれた。
なんと、その関連部署から問い合わせが来て、仕事を受注した。長野県外のお客さん。このときは、在職中に出願した特許一覧リストがセールスに効いた。