パーソナルコンピュータのソフトウェアに関わる「便利さ」が飽和している。顧客の選択基準は、「便利さ」から離れて、まだ市場の需要が満たされていない特性へ移る。
その特性は何?
Windodwsアプリケーションのブラウザ、メイラー、オフィスは、小さな企業でソフトウェアに慣れている企業だったら、別にマイクロソフトでなくてもよいという人もいるはずだ。最近は機能が多すぎて、使ってない機能がほとんど。普通の機能さえ使っていれば、互換性はかなり改善されている。小規模事業所等では、「便利さ」から「コスト」へ判断基準が移って、市場が分化する可能性はある。
「モーションおやじ」にもそんな例がある。先日、ある会社からPowerPoint指定のファイル提出要求があったけれど、持っていないのでOpenOfficeのImpressで済ましてしまった。
「互換性」で昔のことを思い出した。
PC98パソコンからDOS/Vパソコンへの流れ。
「モーションおやじ」はWindows3.1の頃から、職場と自宅でDOS/Vパソコンを導入した。最初は会社に多数あるPC98上のWindow3.1アプリケーションで作成したファイルが、DOS/Vパソコンで読めないのではないかと心配したが、読めるとわかったとたんに「コスト」の判断基準で一気にDOS/V導入へ流れていった。