マイコンで制御の部分は実装できるが、マイコン内蔵タイマーが実現できない高速回路は、ゲートアレイ(カスタムのロジックIC)を設計して製品に搭載した。
この本は、同期回路に関して目からうろこが落ちる感じだった。
当時は、VHDLやVerilog-HDLのパソコン用論理合成ツールがなくて、AND、OR、FF等回路記述した。
シミュレータ用の波形も0、1のテキストエディタ入力で5000ゲートの回路でも四苦八苦だった。残業、休出の日々を過ごした。
設計ミスをすると数百万の開発費が飛んで、日程が2ヶ月スリップするので、ヒヤヒヤしながら、マスクGOサインをしたものだ。
いまではFPGA+VHDLで簡単に、しかも1個単位でカスタムICが実現できる。
電子機器開発において、資本力のハードルは、ぐっと下がった。