アーチモーション(ゲートモーション)

Photo 久々にモーションの話。ICや電子部品を取って置く(ピックアンドプレイス)動作では、移動動作時間を短くするために、図のアーチモーション(ゲートモーション)という動作が要求される。

横軸はX軸、縦軸はZ軸。単位は、各ミクロン。すなわち各軸ともに2mm移動している。(x,z)=(0,0)からZ軸が上昇して、途中でX軸が動き始め、Z軸が2mmに達した後、X軸が2mmに達しないうちに途中でZ軸が加工し始め、(x,z)=(2,0)で停止する。その後、同様な動きで、(x,z)=(0,0)へ戻る。

図は、モーションコントーラから出力される位置指令パルスをアップダウンカウンタに取り込んで計測したもの。1ミクロンで1パルスの位置指令になっている。

Xz_2 次の図は、縦軸がX軸位置、Z軸位置。単位はミクロン。横軸はms。50msで往復動作をしている。Z軸は0から2へ上昇して、0へ下がる動作が2回ある。X軸は0から2へ行って、0へ戻る動作が1回のみ。

Photo_2 次の図は、このアーチモーション時の位置指令パルス周波数である。縦軸はkHz、横軸はms。ピークで400kHzになっている。

アーチモーション、ゲートモーション付きの位置指令パルス出力