ノイズだらけのラジオに張り付いて、BCLカードを並べて見せる「モーションおやじ」少年に感じるところがあったのか、「モーションおやじ」の本ものの叔父が、ソニーの専門的なラジオ「スカイセンサICF-5800」をプレゼントしてくれた。(彼は昨年亡くなってしまったが)
ICが1個載っていて、それが当時、セールスポイントになっていた。
こいつが現役で、たまにスイッチを入れる。
短波の3MHzくらいから28MHzを聞けた。そうなると、世界の放送局が聞けた。北京放送、モスクワ放送、ラジオオーストラリア、ドイチェべレ(ドイツ)等を聞いて、はがきを書いて、海外に出して、QSLカードをもらった。インターネットが無い時代、小学6年か、中学1年の頃、海外から手紙がきて、すごく感動した。北京放送は、パンダの切り絵のきれいなカードだった。
AC100Vの並行ビニルコードを買ってきて、庭にある柿の木と、庭木のさわらの木に竹を立てて、ダイポールアンテナを張って、スカイセンサーの背面の端子につないだ。
3.5MHz、7MHz、14MHz、21MHz、28MHzでアマチュア無線が聞こえた。一方的に受信しているより、交信できる無線がやりたくなってきた。