モータシャフトの回転運動を直線運動に変えて、直線状の位置を指定して、その位置に動かしたい。その場合、ボールねじ等を使用した直動案内機器にモータを取り付けて、そのモータの回転角度を制御することにより、直線状の位置を制御する。
・日本トムソン(IKO)社では、「直動案内機器:メカトロシリーズ」
・日本精工(NSK)社では、「モノキャリア」
等の直動案内機器が知られている。
直線状の位置を指定するとき、どの位置が基準位置か、決める必要がある。「ここから、何mmのところに移動したい」と指定したいからだ。つまり、目に見えない「ものさし」みたいなものを直動機器の上に置きたい。この「ものさし」を「座標系」、「ものさし」の基準位置を「原点」と呼ぶ。
「原点」には、電気信号を発生するセンサと取り付けてある。「原点センサ」と呼ばれる。「原点センサ」がオフからオンになるところ、変化点、が「原点」となる。
・SUNX社の近接センサ(GXLシリーズ)
・OMRON社のフォトマイクロセンサ(EE-SXシリーズ)