サーボのコストが支配的

※この記事は2009年8月7日に書かれたものです

先日、訪問したお客様の話。

30軸みたいな大きなシステムを作る場合、サーボモータとサーボアンプの原価が支配的。

三菱電機のサーボモータとサーボアンプの30セットと、安川電機のサーボモータとサーボアンプの30セットの見積もり比較すると、数十万の差が出る。

これで、コントローラのコストが浮いてしまう。

サーボモータとサーボアンプを売るために、コントローラもついでに値付けしているかんじ。

う~む。

サーボのコストダウン合戦のなかで、コントローラ専業メーカーははじき出されてしまう。

この場では、コントローラの値段には意味がない。

ましてや、100Mbpsの高速サーボネットワークの通信方式は、以下のどれがよいか?

  • MECHATROLINKⅢ(メカトロリンクスリー)
  • SSC-NETⅢ(これは50Mbps)
  • Realtime Express(リアルタイムエクスプレス:RTEX)
  • EtherCAT(イーサキャット)

などという話は、全く関係ない。

お客さんから見たメリットとして、差が出てこない。

中小企業は、低コストを追っかけても、無駄。

「モーションおやじ」は引き続き、大量生産の普通のコントローラができないことに注力していきます。