三相モータのdq変換しないで、以下のブロック図の2相電流制御で、d軸電流を意図的に流すことを考える。
以下のグラフは昔の記事でつかったもの。カンの良い人は、すでにピンと来ていると思う。
紫色の直線(演算d軸電流)は、理想時はゼロ。
しかし、IU(U相電流)とIV(V相電流)を同じ位相だけ、理想的な通電位相からずらせば、演算d軸電流がゼロで無くなる。つまり、流れる。
ピーン!ときた?
IU指令(U相電流指令)とIV指令(V相電流指令)を理想的な通電位相からずらして作成して、相電流制御指令として与えれば、d軸電流を意図的に流すことができる。
IU指令(U相電流指令)だけずらすとか、IV指令(V相電流指令)だけずらすと、一番下のグラフのように、波打ってしまう。