R/Dコンバータ(レゾルバ/ディジタルコンバータ)

久々に技術の話。以前、ランプ状(直線的に変化する)目標値に対して、追随するためにネガティブフィードバックシステム内に積分器が2個必要と書いた。

このシステム例として、R/Dコンバータ(レゾルバ/ディジタルコンバータ)がある。レゾルバは、回転角度センサの一種。そのアナログ出力をディジタルデータに変換する回路をR/Dコンバータという。レゾルバの軸の角度をディジタルデータとして出力する。アナログデバイセズ、多摩川精機等でICとして、販売している。

目標値は位置(角度)。一定速度であれば、直線的に位置が増加、あるいは減少する。この目標値に対して追随するために、制御対象であるカウンタと比例積分補償器内の積分器の2つの積分機能を持っている。比例積分補償器を比例補償のみにすると、とたんに追随しなくなる。

R/Dコンバータの設計もおもしろいが、頻繁にあるテーマではない。